
青は、ただの色ではない。
沖縄の藍染、海と空の青、そしてこの島で受け継がれてきた想い。
先人たちは戦争や困難を乗り越え、大切な文化を未来へと繋いできた。
その想いを、「ブルース」と定義した。
ブルース(BLUES)とは、悲しみの中から生まれた音楽であり、乗り越える力の象徴でもある。
沖縄の歴史もまた、過去の痛みを受け入れながら、文化を進化させてきた。
藍の青には、そのすべてが込められている。
私たちが生きるこの時代、伝統文化は守るだけではなく、進化し続けることで未来へとつながる。
その想いを胸に、OKINAWA BLUES JOURNEY という旅を始める。
それは、沖縄の青を世界へ届ける旅。
そして、世界の藍と染織文化をめぐり、新たな可能性を見つける旅でもある。
琉球藍とは?
琉球藍は、古くから沖縄で育てられ、染織文化とともに発展してきた。
しかし、その歴史は平坦なものではなかった。
沖縄戦で琉球藍の文化は一度消えかけた。
藍畑は焼かれ、伝統技術はほとんど途絶えた。
だが、戦後の復興期に、先人たちは再び琉球藍の栽培を始め、染織の技術を守り、未来へつなげてきた。
彼らの努力がなければ、私たちは今、この美しい藍に触れることもなかったかもしれない。
しかし、伝統はただ受け継ぐだけでは生き続けることはできない。
今の時代に合った形で進化し、新しい命を吹き込むことが必要だ。
だからこそ、私は旅に出る。
この沖縄の藍を、世界へ伝えるために。
OKINAWA BLUES JOURNEY
OKINAWA BLUES JOURNEY は、沖縄の藍染を軸に、世界の藍文化をめぐる旅。
沖縄で生まれた「青」が、世界の「青」と交わることで、新たな表現を生み出す。
世界各地のインディゴ文化を探る
- 沖縄だけでなく、日本各地、アジア、アフリカ、ヨーロッパなど、藍染文化を持つ国々を訪れる。
- 各地の染織技術や歴史を学び、沖縄の藍との共通点や違いを見つめる。
- それを、自分の手で表現し、作品として昇華させる。
旅をしながら制作する
- 訪れた土地の素材を使い、その土地の空気を染み込ませながら作品を作る。
- 沖縄の藍と世界の染織文化を融合させた「新しい藍」を生み出す。
- その過程を、SNSやYouTube、ブログで発信し、多くの人と共有する。
サーフィンとともに旅をする
- サーフィンを通じて、土地の人々とつながり、文化を知る。
- 波に乗る感覚と、糸を織るリズムはどこか似ている。
- 自然と対話しながら、作品を生み出していく。
OKINAWA BLUES JOURNEYは、単なる旅行ではない。
それは、沖縄の伝統を未来へつなげる挑戦でもあり、新しい表現を探る旅でもある。
なぜ今、旅に出るのか?
現代は、伝統文化が大きく変化していく時代だ。
かつては職人の手でしか作れなかったものが、機械によって大量生産されるようになった。
染織も例外ではなく、多くの技術が失われつつある。
しかし、手仕事には手仕事にしかできない表現がある。
それは、時間をかけて染め、織ることで生まれる「味わい」や「温もり」。
そして、そこに込められた「想い」だ。
だからこそ、私は手を動かし続ける。
旅をしながら、手を動かし、糸を染め、布を織る。
沖縄の藍を未来へつなぐために。
この旅を一緒に作っていく
OKINAWA BLUES JOURNEY は、私一人のものではない。
この旅の記録をYouTubeやブログで発信し、見てくれる人と一緒に育てていくプロジェクトでもある。伝統を知る人、サーファー、アーティスト、デザイナー、旅人、誰でもいい。この旅の過程に共感し、何かを感じてくれる人が増えれば、それがまた次の文化のつながりを生み出す。
沖縄の青を、世界へ。
そして、世界の青を、沖縄へ。
OKINAWA BLUES JOURNEYは、今、ここから始まる。